たるみ・小顔治療とは

「たるみ」や「小顔」など、輪郭についての治療ニーズは年々需要の増えている分野です。
当院にも多くのご相談が寄せられますが、その中でも「結局どの治療がいいの？」「どれが私には合っていますか？」「SNSなどで情報がありすぎて本当のことがよく分からない。。」といったお声をよく聞きます。

そのため、たるみがきになる・小顔になりたい方の参考になればと思い、当院で行っている治療を中心に説明のページを作りました。
気になる治療がありましたら、治療名をクリックすると、詳細ページに移行できますのでご利用ください。

まずは、たるみを感じたり・顔が大きく見えたりする原因について、以下の３つの部分ごとに考えていきます。

①顔の前側
この部位でたるみを感じる、小顔に見えない原因としては、
①-A「脂肪が多いこと」
①-B「コラーゲン減少により皮膚の支持が弱くなる、垂れ下がり」

②顔の後ろ側
この部位の原因としては
②-A「えらの筋肉」
②-B「下あごの骨」

③あごの先端が小さいこと

です。では次に、それぞれについて説明していきます。

脂肪については、量を減らす治療がおすすめです。※各施術名から詳細ページもご覧になれます。

◇脂肪溶解注射：脂肪細胞を破壊・溶かして流す成分の注射です。リンパの流れを整えて皮膚の引き締め（タイトニング）効果もあります。注射なのでダウンタイムも少なく、気になる部位の部分痩せに最適です。

◇バッカルファット除去：頬からほうれい線、口横にかけて存在する深部脂肪（バッカルファット）を取り除く手術です。1回の手術で効果を出したい方におすすめの手術です。

◇脂肪吸引：皮下脂肪を直接取りたい方向けの手術です。効果的な方法ではありますが、長期的にみるとやせ顔・頬コケの原因となるため、長期的に自然な美しさをモットーとしている当院では行っていません。

年齢などによりコラーゲンが減ると、真皮や筋膜など顔の組織の支持力が弱くなり、皮膚の垂れ下がり＝「たるみ」の症状が進行していきます。
皮膚の支持力回復（コラーゲン増生）のための治療として、これらの治療がおすすめです。

◇HIFU（ハイフ）：超音波を用いてコラーゲンの増生を促すことで、切らずに組織の持ち上げ（リフトアップ）効果を出す治療です。

◇オリジオX：高周波（RF）を用いて、皮膚の引き締め（タイトニング）を行う治療です。たるみだけでなく、毛穴や肌質改善、目回りの小じわにも効果的です。オリジオXはサーマクールなどの最進化機であり、韓国でもシェアNo1のRF治療器です。

以上はコラーゲン増生による質的なたるみ治療ですが、より直接・物理的なたるみ治療を希望される方には、以下の外科的治療がおすすめです。

◇糸リフト（スレッドリフト）：トゲのついた糸を入れることで、たるみを物理的に引き上げます。たるみの症状にあわせて複数の糸を使う、カスタマイズ治療を行っています。

◇フェイスリフト：耳の前部分から切開して、皮膚や筋膜（SMAS）を引き上げる手術です。効果は最大ですが、ダウンタイムも強いため、重度のたるみの方にお勧めする治療法です。

②-A　えらの筋肉（咬筋）の張り出しが強いと、顔が大きく四角い印象となってしまいます。これに対する効果的な治療は

◇えらボトックス：咬筋にボトックス注射をすることで、過剰な動きをブロックし、えらの張り出しが小さく（筋肉が痩せる）なります。輪郭だけでなく、歯ぎしりや食いしばりにも効果的です。

②-B　下あごの骨が大きいと顔が大きくなる原因となります。これには骨切りが効果的ですが、神経や血管損傷など重篤で長期的な後遺症の原因となり得るため、当院では行っていません。

◇顎のヒアルロン酸整形：小顔にするのに顎ヒアルをしたら余計大きくならない？？と思われるかもしれませんが
顎が小さい方では顔の下中央のポイントがないため、丸い・四角い印象の輪郭となってしまいます。
また、顎が小さいと顎下のたるみも生じやすくなります。

これらを解消するために、ダウンタイムもほぼ無く、短時間で行える効果的な治療としてヒアルロン酸注入をおすすめしています。

更に、年齢とともに顎の骨は痩せて小さくなってしまいますので、年配の方にもぜひ試して欲しい輪郭治療です。

記事監修 医師：東郷智一郎
日本形成外科学会　専門医
日本美容外科学会　正会員