美容外科のカウンセリングで見るべき7つのポイント
目次
美容外科の施術を検討するとき、多くの方が最初に経験するのがカウンセリングです。カウンセリングは、施術の内容や費用を知る場であると同時に、「このクリニックに自分の身体を任せてよいか」を確かめる大切な機会でもあります。
この記事では、カウンセリングを受ける際に確認しておきたい7つのポイントを、確認の仕方とあわせて解説します。美容外科の選び方——後悔しないための5つの判断基準の各論として、カウンセリングの質に絞ってお伝えします。
この記事でわかること
- カウンセリングを「診察の場」として見るための基本的な視点
- 医師本人の診察・リスク説明・総額提示など、確認したい7つのポイント
- その場で契約を迷ったときの考え方(消費者庁などの注意喚起をふまえて)
- 当院のカウンセリングの流れ
カウンセリングが「診察」として機能しているか——確認のための視点
美容外科のカウンセリングには、二つの側面があります。一つは、医師が患者さんの状態を確認し、施術が適するかどうかを判断する「診察」としての側面。もう一つは、施術メニューや費用を案内する「説明・案内」としての側面です。
どちらも必要なものですが、患者さんの立場で大切なのは、カウンセリングが「診察」としてきちんと機能しているかを確認することです。美容医療も医療である以上、施術の適応判断・リスクの説明・代替案の提示といった医学的なプロセスが土台になります。
以下の7つのポイントは、いずれも「クリニックを評価して優劣をつける」ためのものではなく、患者さん自身が納得して判断するための確認方法です。カウンセリングの場で一つずつ確かめてみてください。
ポイント1: 医師本人が診察・説明をするか
最初に確認したいのは、施術を担当する医師本人があなたを診察し、説明してくれるかどうかです。
施術の適応判断——「その施術があなたの状態に合っているか」——は、医師にしかできない医行為です。スタッフによる事前ヒアリングがあること自体は一般的な運用ですが、最終的な適応の判断と施術内容の説明を執刀する医師本人から受けられるかは、予約の段階で確認できます。
確認の仕方はシンプルです。「カウンセリングでは先生に直接診てもらえますか」「施術を担当する先生と同じ方ですか」と聞いてみてください。あわせて、その医師の経歴や資格を公式サイトで確認しておくと、説明を聞く際の理解も深まります。資格の調べ方は形成外科専門医とは——美容外科との違いと資格の調べ方で詳しく解説しています。
ポイント2: リスク・副作用の説明があるか
どのような施術にも、リスクや副作用の可能性はゼロではありません。たとえば外科的な施術では、腫れ・内出血・感染・左右差などが起こる可能性があり、程度や期間には個人差があります。
大切なのは、良い面だけでなく、起こり得るリスク・副作用・合併症と、起きた場合の対応(再診察・修正の考え方など)まで説明があるかどうかです。医療広告のルール上も、施術の詳細を伝える場合にはリスクや副作用の情報をあわせて示すことが求められており、リスク説明は誠実な情報提供の基本とされています。
説明がなかった場合は、遠慮せずこちらから「この施術のリスクとダウンタイムを教えてください」「うまくいかなかった場合はどうなりますか」と質問してみてください。その回答ぶりからも、多くのことが分かります。
ポイント3: 「向いていない」と言ってくれるか
医学的にみて、希望する施術がその方の状態や目的に合わないことはあり得ます。そのようなとき、施術をそのまま勧めるのではなく、「この方法は向いていません」「まずは別の選択肢を検討しましょう」と伝えてくれるかどうかは、カウンセリングが診察として機能しているかを知る手がかりの一つです。
これを確認するには、自分の希望を伝えたうえで「私の場合、この施術は向いていますか」「やらないほうがよいケースはありますか」と率直に聞いてみるのがよいでしょう。適応外のケースや限界について具体的な説明が返ってくるかどうかに注目してみてください。
ポイント4: 当日施術を強く勧められないか
消費者庁や国民生活センターは、美容医療サービスの契約をめぐるトラブルについて、かねてより注意喚起を行っています。その中では、その場ですぐに契約・施術をせず、いったん持ち帰って冷静に検討するよう呼びかけられています。
カウンセリング当日に施術を受けること自体が、一律に問題というわけではありません。遠方からの来院など、患者さん側の事情で当日を希望される場合もあります。大切なのは、考える時間がほしいと伝えたときに、それを尊重してもらえるかどうかです。
「今日決めなくても大丈夫ですか」と一言聞いてみてください。検討する時間を確保できるかどうかは、その場で確認できます。
ポイント5: 費用の総額提示があるか
施術料金のほかに、麻酔代・薬代・術後の診察費・保証の適用条件などがどう扱われるかは、クリニックごとに異なります。広告に表示された金額と、実際に支払う総額が異なるケースがあることも、消費者庁などの注意喚起で言及されています。
カウンセリングでは、「今日の見積もりで、追加でかかる可能性のある費用はありますか」「麻酔代やアフターケアは含まれていますか」と確認し、総額を書面やメモで受け取っておくことをおすすめします。料金の見方の詳細は美容外科の料金表の読み方——「総額」で比べるための基礎知識にまとめています。
ポイント6: 質問への回答が具体的か
疑問点への回答が具体的かどうかも、確認したいポイントです。たとえば次のような質問に、あいまいでない答えが返ってくるかに注目してみてください。
- ダウンタイムはどのくらいで、その間どのような状態になりますか
- 術後の通院は何回くらい必要ですか
- 経過が思わしくない場合、どのような対応になりますか
- 施術後に気になることがあったとき、誰に連絡すればよいですか
回答の内容そのものに加えて、「分からないことを分からないと言えるか」「根拠をふまえて説明してくれるか」といった姿勢も、判断材料になります。
ポイント7: 契約を持ち帰って考えてよいか
最後のポイントは、契約をいったん持ち帰り、自宅で検討する時間を取れるかどうかです。
ポイント4とも重なりますが、美容医療は緊急の治療とは異なり、多くの場合「今日決めなければならない」理由はありません。なお、一定の要件を満たす継続的な美容医療の契約は、特定商取引法上のクーリング・オフの対象となる場合があります。制度の詳細は消費者庁や国民生活センターの公表情報で確認できます。
見積書や説明資料を持ち帰れるか、後日の質問に応じてもらえるかも、あわせて確認しておくと安心です。
当院のカウンセリングの流れ
参考として、東郷美容形成外科 福岡のカウンセリングの流れをご紹介します。
当院は完全予約制で、カウンセリングから執刀・術後の診察まで、院長の東郷智一郎(日本形成外科学会認定 形成外科専門医)がすべて担当しています。カウンセリングを行う医師と執刀する医師が異なる、ということはありません。
カウンセリングでは、ご希望を伺ったうえで、医学的にみた適応・施術の選択肢・リスクと副作用・費用をご説明し、施術前に見積書で総額をご提示します。ご希望の施術が適さないと判断した場合には、その理由と別の選択肢をお伝えします。
所要時間は施術や相談内容によって変わりますが、一般的には1時間前後の方が多いです。カウンセリングは無料です(同一の内容での再カウンセリングの場合は5,500円)。その場で決めていただく必要はなく、見積書を持ち帰ってじっくりご検討いただくことをおすすめしています。
院長の経歴・資格の詳細は医師紹介ページを、施術の内容・費用・リスクについては各施術ページ(二重埋没法、切らない鼻尖形成(クレオパトラノーズ)など)をご覧ください。
まとめ——カウンセリングは「納得して選ぶ」ための場
カウンセリングで見るべき7つのポイントを振り返ります。
- 医師本人が診察・説明をするか
- リスク・副作用の説明があるか
- 「向いていない」と言ってくれるか
- 当日施術を強く勧められないか
- 費用の総額提示があるか
- 質問への回答が具体的か
- 契約を持ち帰って考えてよいか
7つすべてに共通するのは、「その場で確認できる」ということです。カウンセリングは、クリニックが患者さんを診る場であると同時に、患者さんがクリニックを確かめる場でもあります。疑問点は遠慮なく質問し、納得できるまで検討したうえで判断していただければと思います。
カウンセリングのご案内
東郷美容形成外科 福岡では、カウンセリングのご予約をお電話(フリーダイヤル 0120-15-0507)またはWEB予約にて承っています。施術を迷っている段階のご相談も、どうぞお気軽にお問い合わせください。
この記事の監修: 東郷美容形成外科 福岡 院長 東郷智一郎
【院長略歴】群馬大学医学部卒業。2009年より昭和大学藤が丘病院 形成外科(大学病院として日本で初めて「美容外科」を標榜した昭和大学形成外科の関連施設)にて形成外科診療に従事。2014年、日本形成外科学会認定 形成外科専門医を取得し、同院形成外科医局長に就任(〜2016年)。2016年より大手美容外科クリニック院長を経て、2019年 東郷美容形成外科福岡を開院。2021年 医療法人東耀会理事長。日本美容外科学会(JSAS/JSAPS)正会員。 カウンセリングから執刀・術後診察まで院長が一貫して担当。
※「大学病院として日本で初めて『美容外科』を標榜」は、昭和大学公式サイトの記載に基づく事実です。


